望ゼミを受講することにより、平成24年度の弁理士試験に合格しました。
私が望ゼミの門を叩いたのは、前年度に合格された方にすすめられたことによります。
今回の合格につき、ご指導いただいた望ゼミの講師の方々にお礼申し上げるとともに、すすめてくださったその方にも深く感謝申し上げます。
今年の論文本試験の意匠法第一問を見た時、すぐに「書いてはいけないこと」「書かなければいけないこと」が頭の中に浮かびました。というのは、特・実から意匠への出願変更については、望ゼミの講義でその趣旨の説明を「正しく」受けていたからです。
そのおかげでこの第一問を難なくまとめ、落ちついてその先の答案作成をすることができました。いわゆる大手受験機関でいう「的中!」というものですね。
ただ、望ゼミにおいて本試験での「的中」はさほど重要なことではありません。
私が望ゼミで得た最大のものは、「理解を示すというスタンス」であり、それを実現するための「具体的な方法」でした。これらはオールマイティであり、強力です。
望ゼミを受講する前の私は、巷に流通しているレジュメの暗記に励み、「項目」が挙げられていればそれだけ得点になり、「こういう設問のときは、こう書く。」というパターンをたくさん覚えて、それを組み合わせればよい答案ができ上がるものだと信じていました。しかしこれだけでは万全ではないことがわかりました。
特に長年受験生をやっている私のような者にとっては、受験機関でしか通用しない、間違った知識も身についてしまうことで、逆に危険ですらあります。
望ゼミの答案練習では、他の受験機関の答案のように○(マル)がたくさんつきません。
大きな×(バツ)が容赦なくつきます。今までの常識を覆すものも多くあります。
論述の順序、また、言葉や理由づけの精度についても、「理解を示す」ために不十分または不適当である場合は、バッサリ切られ、的確、詳細なコメントを受けることになります。この過程で、知識や考え方の矯正が行われていきます。
これに対し、不明な点は質問し、しっかり復習すれば、「目から鱗が落ちるように」「何か」がわかります。
今年の本試験で「項目を揃えたのに評価が低かった」という方は、目に鱗が付いているかもしれません。望ゼミで厳しい指導を受けることをおすすめします。